寺院紹介

沿革

大正11年、花車町(名駅5丁目)に伊藤大乗(初代)と篤信の門徒によって、「浄土真宗の教えと信心を聞く道場を開きたい」という願いのもと、当寺院の前身となる慈光庵が開設されました。

その後、大乗の嫡子である俊静(二代目)が現在の土地(名駅4丁目)へ基を移し、認可を経て慈光寺が設立されました(昭和21年)。

明治時代、日本は急速に近代化が進んでいきました。それにともなうようにして、地方から都市部への人口流入が活発になり、名古屋の中心部にも地方から多くの世帯が移り住むようになります。

そのような中で暮らす人々にとって、気がかりな事がありました。それは「身近なお付き合いのできる寺探し」です。

「読経をたのみたいけれど、日ごろお付き合いのあったお寺は遠方のため呼びにくい」
「仏様の有り難いお話を聞きたいが、移住先の古くからあるお寺に参るのはどうも敷居が高い」

そのような悩みを抱える方々が多くいらっしゃったようです。当時、名古屋駅の近隣には数多くの説教所(教えを聞くための道場)が開かれていました。それら説教所の主管者が僧侶として、そこに集う人々の家へお参りをするようになりました。そして、人々の「ここを私たちのお寺にしたい」という思いからお寺になっていきました。慈光寺も、そのようなお寺の一つであります。

施設紹介

本堂

本堂の入口 

 本堂入り口の上には、慈光寺の山号”西柳山“(せいりゅうざん)の額がかけられています。「西柳」とは現住所周辺の町名”西柳町”(にしやなぎちょう)に因んだものであります。
 
 

本堂

本堂には、浄土真宗の本尊である阿弥陀如来の御木像を安置しています。年中法要や法事、月命日のお参りなどの儀式を執り行っています。

本堂余間

本堂余間(本尊から向かって左側)の写真です。永代経法要の際には永代経軸(永代経を納めた施主様と法名を記した軸)をお掛けします。写真の御軸は報恩講(11月3日)の際にお掛けする親鸞聖人の生涯が描かれた御絵伝で、法要に合わせてお軸を変えます。

書院

書院

法要や法事のおとき(食事)や会合などに使用しています。法事の仕出しでのお食事ですと、20名様まで十分なスペースでご利用できます。

ふすま絵

「仏教伝来の風」(作・平野泰隆)
インドからシルクロードを渡り中国、日本まで伝えられた仏教を描いた書院のふすま絵です。実物をご覧の際にお勧めしたい見所は、タイトルにも付いている”風”の描写です。

参道内駐車場

参道内に駐車スペースがあります。
入れにくいですが詰めれば3台入ります。
法事や命日のお参りの際にはどうぞご利用ください。(寺院の車で詰まっている場合も移動いたしますのでお気軽に声かけください)

年中行事の際は利用できませんので最寄りのパーキングをご利用ください。

八事霊園 慈光寺第1・第2墓地

名古屋市天白区にある八事霊園には、極楽苑会という大谷派寺院の団体で運営している区域があります。その区域内の一部に当寺院の管理する慈光寺墓地があります。第1墓地と第2墓地があります。

第1・第2ともに区画は空きがございます。
指定の石材店はありませんが、ご希望があればご紹介もいたします。新しくお墓を建てたい方、墓誌を入れたい方、墓じまいのご相談などお気軽にお問い合わせくださいませ。


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