納骨案内

門信徒様へ当寺院のお勧めする納骨先についてご案内します

東本願寺(京都)

 納骨先についてまずお勧めしたいのは当宗派の本山、東本願寺です。その東本願寺にて納骨ができます。どこに納めるのかと言いますと御影堂ごえいどう(親鸞聖人の御影像を安置する大きな建物)と呼ばれる大きな建物があります。その堂内の須弥壇(しゅみだん)内にお骨をおさめることから、「須弥壇収骨(しゅみだんしゅうこつ)」といいます。納骨の手続きには事前申込が必要で、お手次の大谷派寺院が窓口となっています。(本山への志納金として十二万を窓口のお寺にお納めいただきます)

 お骨は7cm角の桐箱に収められますが、収まらない分のお骨は返されます。慈光寺の窓口で申し込まれた方については、戻った分のご遺骨は慈光寺でお預かりして、慈光寺合葬墓地に納めることもできます。その際には慈光寺への冥加金はありませんので、もし希望される方は慈光寺住職までお申し付けください。納骨を機に、東本願寺の御影堂にお参りするご縁を結んでいただければと存じます。

詳しくはこちら 東本願寺(真宗本廟)公式HPへ

 納骨の日に合わせて帰敬式(おかみそり、法名をいただく)の受式や、境内の建物でおとき(食事)も取ることができます(要予約申込)。参拝の記念として、境内のお買物広場でお念珠などのお買い物をするのも良いですね。本山で購入するのですから宗派違いのものはないので安心です。

東別院(名古屋)

 写真に「真宗大谷派名古屋別院」とありますが、名古屋にお住まいの方なら「東別院」と言えば「ああ、あそこね」とご存知の方も多いでしょう。地下鉄の駅名にもなっているお寺です。交通の便もよく、駐車スペースも広く、様々な行事もあり、いつでも気軽にお参りに行ける場所。それが東別院(名古屋別院)です。

 東別院の納骨は「預骨(よこつ)」といいます。なぜそう呼ぶのかと言いますと、「ご本山に納めるための遺骨をお預かりする」という意味から名付けられたのだそうです。

詳しくはこちら お東ネット 東別院(名古屋別院)HP

お申込みより10年間は個別でお預かりし、お申し出により返骨することができるようになっているそうです。ただし「個別でお預かり」といっても、例えば納骨後にお参りに来た際、骨箱を出して骨前の読経をしてもらうといったことはできません。なので、ほぼ合葬であると考えた方がいいでしょう。10年を過ぎた場合は名古屋別院本堂もしくは納骨堂それぞれの場所にて合同で納められます。

慈光寺(当寺院)

慈光寺への納骨は2通りあります。

・須弥壇収骨(慈光寺本堂の中央、本尊下部の須弥壇内に安置)

須弥壇収骨は7センチ角の木箱にご遺骨を入れてお預かりし、安置いたします。入りきらないご遺骨は、八事霊園の慈光寺合葬墓に納めます。当寺院の永代経(冥加金十万以上)を納めて、収骨をご希望の方へご案内しています。

・納骨壇(左余間側にある、家用の納骨壇)

昨今はお参りに行けなくてもお寺にあればお経をあげてもらえるという安心感からか、納骨壇をご検討される方も多くなりました。ご遺骨以外にも写真やお位牌を入れることもできます。大きさは奥行52cm縦32cm横23cmになります。入りきらなくなったご遺骨やお位牌は慈光寺にてお預かりいたします。冥加金五十万の他、年間管理費(五千円)をお納めいただいています。

慈光寺墓地(八事霊園)

 名古屋市天白区にある八事霊園には、極楽苑会(ごくらくえんかい)という大谷派寺院の団体で運営している区域があります。その区域内の一部に当寺院の管理する慈光寺墓地があります。慈光寺墓地は第一墓地第二墓地があり、それぞれのお墓について年間管理費(水道・道路の保守清掃や廃棄物回収)をお納めいただいております。毎年8月のお盆の直前には、墓参りに朝早くから僧侶と参拝者で賑わいます。当寺院の墓地でも8月9日(第二墓地)10日(第一墓地)と日にちを分け、各家々の墓前で読経しています。

 昨今では、いわゆる家墓を新たに建てる世帯は少なくなり、樹木葬や個別に安置して一定期間後に合葬される永代供養墓の広告を見かけることが多くなりました。日頃お付き合いのある門信徒さんの中にも、管理に負担の少ない納骨壇を選ばれる方もいらっしゃいます。

 確かに家墓は維持管理や引き継ぎを考えると不安な面はぬぐいきれません。ですが、お墓を綺麗にしてお供えをし、お参りしたときの清々しい気持ちは代え難いものがあります。

こちらは慈光寺の合葬の墓です(冥加金五万)。慈光寺須弥壇へ預骨された方々のご遺骨の一部もこちらに納めています。最近では墓じまい後のご遺骨を納める機会も増えてきました。

慈光寺墓地の地図

色々と納骨先を紹介させていただきましたが、ご参考になれば幸いです。納骨の相談以外にも、読経や墓開き墓じまいなどの墓前読経も承ります。お気軽にご相談くださいませ。慈光寺公式LINEで納骨についての相談・お問い合わせができます。